透 析
当施設について
当院透析室は、平成13年の開業から長年にわたり血液透析治療を行ってきました。
2020年12月からは腹膜透析外来を新設し、腹膜透析やハイブリッド治療(腹膜透析+週1回血液透析併用療法)も行っています。
腎臓移植を希望される透析患者さんには東北大学病院やJCHO仙台病院の移植外科への紹介と連携を行い、日々の治療では厳格な透析管理を目指しています。
質の高い医療を目指し、地域や県内の患者さんの腎不全診療に貢献できるよう努めてまいります。
血液透析の治療スケジュールは、①月水金の日中透析、②月水金の夜間透析、③火木土の日中透析の3コースです。(※夜間透析は17時までに入室いただける方のみで、治療は21時半まで)。
腹膜透析は患者さんのライフスタイルや状態に合わせて治療メニューを決めていきます。通院は月1~2回程度で、木曜日午前の外来診療です。
当院の特徴
「透析専門医、腎臓内科専門医による診察」
当院では、透析専門医・腎臓内科専門医・総合内科専門医の専門資格をもつ医師が主治医として管理を行っています。毎回の回診は透析主治医もしくは当院泌尿器科医が行っていますので、患者さんの知らない院外の医師が担当することはありません。
(夜間透析では月1度、JCHO仙台病院 腎センター内科の先生による回診があります。)
「おうち透析(腹膜透析)ができます」
2020年12月から木曜日午前の外来で腹膜透析(PD)管理を行っています。
通院は月1~2回程度で、患者さんのライフスタイルや状態に合わせて治療メニューを決めていきます。
また、週1回の血液透析を組み合わせるハイブリッド療法も対応可能です。
PDの導入手術は連携している病院にご依頼していますが、導入前の腎不全保存期の管理は予約制の外来で対応することができますので、お問い合わせください。
(PD外来では月に1度、東北医科薬科大学若林病院 腎臓内科科長・透析センター長の石山勝也先生に同席いただいています。)
「合併症(腎不全以外の病気や状態)への取り組み」
透析患者さんには安心安全な透析治療を受けてもらうだけでなく、一人ひとりの生きがいや目標を大切にしてほしいと思っています。
そのためには、いかに合併症を予防するか、どのようにして既に起きている合併症に対応していくかが重要だと考えています。
透析治療は集団治療ですが、当院では透析主治医が一人ひとりの患者さんの状態を診ながら、その方に必要と考えられる定期採血や検査、治療を決めています。
高血圧症や糖尿病などの一般的な内科管理から、心疾患や呼吸器疾患、膠原病などの治療継続や専門機関との連携治療も行っています。
また、月に1回のフットチェックや定期的な下肢の動脈硬化検査で、患者さんが大切な足を失わないための取り組みをしています。
「入院治療の対応」
感染症や合併症の悪化などで入院が必要な場合は、入院でCT検査等の精密検査や治療を行いながら透析治療を継続することができます。(当院で対応困難な専門治療や集中管理を要する重症の場合は、近隣の基幹病院へ診察依頼をします。)
※介護や送迎をしているご家族さんが疲れてしまった際の短期入院にも対応できる場合がありますのでご相談ください。
「その他」
お問い合わせ
泉中央病院 透析室 022-373-5093