泉中央病院 仙台

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尿路結石症

尿路結石とは?

食生活の欧米化に伴い増加している病気で、腎臓・尿管・膀胱・尿道に石が沈着する病気です。
女性よりも男性に多く、男性の場合は30~60歳代、女性は50~60歳代にかかることが多い病気です。
肥満やメタボリックシンドロームとも深く関係しています。
「痛みの王様」といわれるほど激烈な痛みを伴うことが多く、倒れたり、まれに痛みにより失神することもあるといわれています。
尿路結石は再発しやすい病気で、5年で50%近くの方が再発するといわれています。

尿路結石の治療

尿路結石の治療は、小さい結石であれば経過観察や自然排石をうながす方法をとります。
比較的大きな結石では積極的な治療が必要になることが多くなります。
その治療は、体外衝撃波結石砕石術(ESWL)や、麻酔下の尿管鏡による経尿道的尿路結石砕石術(f-TUL)などがあります。

体外衝撃波結石破砕術

尿路結石を外科手術をしないで、体の外から衝撃波を結石に照射して粉々に砕き体の外に流し出す治療法です。砂状に破砕された結石は尿とともに自然に体外に排出されます。衝撃波の照準を結石に合わせるため、レントゲンを利用します。

対象となる患者さん・メリット
レントゲンで確認できる腎臓・尿管の結石が対象となります。
1)体に傷がつきません。
2)治療時間が短く、1時間程度で終わります。
3)痛みが少なく、無麻酔で行えます。
4)副作用・後遺症は非常に少ないです。
5)退院後早期に日常生活・職場復帰が可能です。
6)再発の場合の治療法としても最適です。
7)健康保険が適用されます。

注意点
結石の位置や大きさによって治療に必要な日数は異なります。
治療の前後に泌尿器科的処置を行う場合があります。